エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『箱根八里を辿る① 《小田原宿~風祭》 編』
2015年5月14日(火)

江戸時代に旧東海道の一番の難所といわれた箱根八里。
今回は、小田原から三島までの八里(約32km)を一里ずつ8ヶ月にわたって踏破していただくシリーズの第一弾です!
本日は4組7名様ものお客様にご参加いただきました。


早速ホテルのロビーで今日のスケジュールをご案内♪
今日も暑くなりそうです…
小まめに水分補給をして1里目を踏破しましょう!

まずは箱根登山鉄道で宮ノ下駅から小田原駅へ移動します。
2014年秋に新型車輌としてデビューしたアレグラ号に乗ることができました!
新緑を眺め、新緑に囲まれながらの移動は快適です♪

カメラ好きのお客様も、初めてのアレグラ号に
たくさんシャッターを切っていらっしゃいました!

小田原駅集合のお客様とも合流でき、ダイナシティ行きのバスで浜町バス停まで向かいます。
バス停には今日一日ガイドを務めていただく、清閑亭の渡辺さんにお待ちいただいていました!
みなさん、なにやら手に持っていらっしゃるご様子…

こちらは渡辺さんに持参していただいた
トランシーバー兼イヤフォン?です。
今回の散策ルートは車通りが多く、声が届かない場合があるので、みなさんにはこちらを使用して渡辺さんのお話を聴いていただきます♪

まずは地図を見ながら今日の道順をご説明。
この付近の「浜町」と呼ばれる地名は最近の地名で、室町時代から江戸当時には「しんしゅく新宿町」と呼ばれていました。
小田原城を巡る城下町は約378ヘクタールもあったのだといいます。

みなさん熱心に渡辺さんのお話を聴いてくださっています!

道路越しに対になっている一里塚。
小田原の一里塚は「松」と「榎」で対を成しています。
東海道一里塚は1604年に作られていますが、こちらは以前に植替えがされているとのこと。
400年前の松が今もあれば、大木松の立派な目印に成長していそうですね!

こちらは大正初期の浜町近辺の様子。
両端に北条氏時代にあった土塁の跡が見受けられます。

歩道橋を上り、今の景色に当時の面影を重ね合わせます。
江戸時代と現代では見える景色もだいぶ異なります。
ただ、遠くに見える箱根の山々は、昔から変わらずにある景色なのだと思うと、不思議な気持ちがします。

歩道橋を渡って反対側の小田原の一里塚跡に到着です!
皆さん、車でこの道は良く通るが、こんな一里塚があるなんて初めて知った様子でした!

一里踏破を目指していよいよ小田原一里塚を出発です!

こちらの近辺は「万町」と書いて「よろっちょう」と読みます。
小田原が栄え、江戸独特のなまりがこちらでも流行ったのだとわかります。
この辺りには旅籠が並びました。

こちらは「丸う田代總本店」さんです。
このお店のある通りは通称「蒲鉾通」と呼ばれ、有名な蒲鉾屋さんが並びます。
ちなみにエクシブ箱根離宮のショップ「アデッソ」でも丸う田代さんの商品を置かせていただいていますので、ぜひアデッソも覘いてみてください♪

丸う田代さんからすぐのこちらは「小田原おでん」というおでん屋さんです。
小田原のおでんは練り物がメイン♪
メニューには厳選された練り物が並びます。
こだわりの梅味噌をつけて食べるのがオススメです!

こちらの交差点では旧東海道と甲州道が交差します。

交差点を渡ってまもなく…
今日のランチ会場「清風楼」さんに到着です!
青物町通りに面したこちらが普段は入口なのですが…

今回は、こちらの食堂からは裏口、料亭の入口から特別に入らせていただきました。
花町の料亭のため、入口は2つがあるのが基本だそうです。
正面に聳える、建物の高さほどの松が風格を漂わせていますね!


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