エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策 vol.19 仙石原編②~仙石原老舗旅館の名園と仙石原の温泉を探る~ 』
2015年7月9日(木)
「仙郷楼」というお名前は「仙人が住むようなところ」という意味合いを持って名づけられました。ところで、こちらの看板では「仙」の字が特殊な文字を使われています。 この「人偏に遷都の遷の右側を足した字」は創作文字で、創業当時には大涌谷近辺にあった旅館をこの土地まで「移してきた」ということから、こちらの漢字を使用されています。

こちらは本日仙郷楼さんをご案内いただく、「仙郷楼」5代目の石村常務です。
館内見学の前に、仙郷楼さんご自慢の庭園を見学させていただきました。入口正面の階段を降り、庭園へと向かいます。
数歩進んだところで別世界へ。今日は霧が深く、より幻想的な雰囲気を楽しむことができました!
池には金魚や亀が泳ぎ、まさに仙人が住んでいる!といったところ。まわりの空気もひんやりとして、(仙人といえども)神聖な雰囲気で、自然と無口になります。
苔の緑色も映え、一層素敵に感じられます。こちらの散歩道は1周20分程でまわることができます。
さて、お庭を見学させていただいたところで館内見学へ。まずは「別邸 奥の樹々」をご案内いただきました!
門をくぐり、通路を進んでいくと和風建築にモダンさを加えた建物が現れました。
エントランスを入ると、寝殿造りを思わせる景色が広がっていました。大きな池が広がり、建物が池に浮いているようです。奥に見える畳張りの廊下が珍しいですね♪
別邸の奥の樹々にはお部屋が6部屋あり、全室温泉つきです♪


客室内には書斎スペースも!居間スペースとは分けられ、独立した空間に小さな文机が置かれています。なんとも心くすぐられますね!
お支度部屋もありました!
特に女性には嬉しいスペースです♪
こちらのお部屋には犬養毅の書が飾られていました!歴史ある旅館さんならではのお宝かもしれません♪老舗の旅館さんなどに伺うと、貴重な作品をたくさんお持ちで、毎回びっくりすることばかりです!
畳に籐の椅子、広いベランダも心地良さそうです。




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