2018年度最後の写真倶楽部は、軽井沢の冬景色を撮りに3日間全て撮影に出掛けました。
今年は例年より雪が少なく、冬景色を撮影するには少し寂しいのではないか、という懸念もありましたが、
イベント前日には雪が降り、とても風情ある景色を撮影することができました。

今回の写真倶楽部では、エクシブ軽井沢の隣町である御代田町の
県無形民俗文化財に登録されている祭り『草越寒の水』を撮影しにいきました。
『草越寒の水』とは、大寒に五穀豊穣を祈って、裸の男衆が冷水をかぶりながら凍る道を走る勇壮な祭りです。
夕方17時頃御代田町草越公民館前へ到着。
氷点下の寒さの中、薪火の前で御代田名物の「おにかけうどん」が振舞われます。
午後6時、総勢53人の赤いふんどし姿の男衆(水行者)が一斉に走り、手桶で水を浴びていきます。
水行者の威勢の良さと水しぶき、またみぞれまじりの雪が降る寒さの中、
皆さま、祭りの勢いのように夢中でシャッターを切ってらっしゃいました。

7時にホテルを出発し、軽井沢の観光名所である『白糸の滝』と『鬼押し出し園』へと向かいました。
例年よりは雪が少ないですが、前日の積雪が綺麗な朝焼けと、雪のコントラストを創り出し、
軽井沢の冬らしい景色を撮影することが出来ました。

3日間撮影をすることは珍しいのですが、今回は浅間山の山頂に満月がかかり、
パールのように淡く輝く「パール浅間」が見られる可能性があり、朝6時にホテルを出発し、
長野県と群馬県の境に位置する『見晴らし台』へと行きました。
しかし、残念ながら本降りの雪で、その神秘的な光景は撮影することができませんでした。
年に1･2回程度しか見られるチャンスがない「パール浅間」、またいつかチャレンジしたいと思います。

ホテルへ戻り、3日間皆様が撮影された写真の講評会を行いました。
今回も難波先生が選ばれた皆様のお写真をスライドで投映し、
お一人様ずつお褒めの言葉やアドバイスをいただきました。
時折、歓声や拍手も起こり、今回もとても和やかな講評会となりました。
今回は3日間撮影したこともあり、皆様各々違った景色を収められていて、
お一人様ずつ個性の光る素敵な作品が出来上がりました。