エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策vol.12 箱根湯本③ ~曽我の命日と箱根の文化財を辿る~』
2014年5月28日(水)

正眼寺の先代住職によって集められた数々の品は先代住職の娘さんである小野さんによって展示されています。

最後に本堂の前で、参加者の皆様と住職婦人の小野さんとスタッフの飯村が一緒に記念撮影♪皆さん、素敵な笑顔です♪

正眼寺から次の目的地に向かう途中、素敵な石畳の道が…
ここは、そう、旧東海道の一部分です。猿沢石畳といい、国の指定史跡となっています。
曽我兄弟をはじめとする数々の偉人と同じ道を歩いているのね、と皆様感慨深く歩を進めています。

この猿橋の上にあるのは、これからお世話になる箱根湯本ホテルの本館と別館をつなぐ渡月橋と呼ばれる連絡通路だとのこと。


さて、旧街道を下ってたどり着いたのが、今回、昼食をいただく“箱根湯本ホテル料亭 暁亭”です。
扉にも貼っているように、本日はエクシブ箱根離宮のイベントのために貸切にしてくれているのです!

こちらの暁亭は、「日本の軍閥の祖」と言われ、内閣総理大臣も歴任された明治の元勲、山縣有朋の別邸「古稀庵」の離れとして作られたものです。
以前は土日のみランチ営業をしておりましたが、今では、イベント開催時にしか使われていません。

山縣有朋は、無類の庭好きとしても知られ、晩年に作庭した庭は、山縣三名園と呼ばれています。
三名園は、東京目白にある椿山荘、日露戦争開戦を決した京都の無鄰菴(むりんあん)、そして三名園の中でも最後に作られ、最高傑作と呼ばれているのが、小田原に建てられた古稀庵です。
この古稀庵に併設されていたのが今回のランチ会場の「暁亭」。小田原からご縁あって箱根湯本に移築されてきました。また、4月に散策倶楽部で訪れた吉池旅館内にある茶室は、元々この暁亭の茶室でした。


暁亭でいただくのはそば会席。前菜からはじまり、湯豆腐、天ぷらと続いていきます。
ランチの間は皆様、お話も盛り上がります。普段聞けないような話が沢山聞けてとても勉強になります。

いよいよメインのおそば登場!

次に向かったのは、玉簾(たまだれ)の滝です。高さ8m幅11mで、飛烟の滝に比べれば小さめです。
この滝について、かの与謝野晶子は、「山荘へ 玉簾の瀧流れ入り 客房の灯を もてあそぶかな」という歌を残しています。
実はこの滝、関東大震災時に土砂で埋もれてしまったものを、再び掘り起こされ、流れているんです!

そして滝の脇にある参道を登ると・・・

玉簾(たまだれ)神社があります。
この玉簾神社は、箱根の恋愛成就の神様として知られる九頭竜神社の唯一の分宮です。
私が密かにお祈りしていたことは、ここだけの秘密です。。。

神社から下りてきたところで、延命の湧水をいただきました。

これから箱根越えをする旅人気分です!!

天成園の庭園には、あひるがたくさん!人に慣れているのでこんな近くで会えます。
運が良ければ触れ合えるかも…??


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