エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策vol.13 小田原編③ ~白秋の散歩道を辿る~』
2014年6月18日(水)



食後は、こちらにご案内!? 幼稚園です!?ん??

さて、この幼稚園の中を進んでいくと・・・


こちらの幼稚園は、白秋が長男、隆太郎くんを幼稚園に迎えにいっていたときに「♪雨雨ふれふれ 母さんが 蛇の目でおむかいうれしいな~」で有名な「雨ふり」を創作したといわれています。
その2番で歌っている「♪あとからゆこゆこ鐘が鳴る~」の「鐘」は、はなぞの幼稚園さんのこの鐘に由来していると言われています。

さて、はなぞの幼稚園を出て、次の目的地へ…
「♪チョッキン チョッキン チョッキンナ」の「あわて床屋」のアイディアを得たという床屋「イセタニ」さんです。当時はこの周辺に床屋さんは2軒ほどで、白秋はこちらのイセタニさんの常連だったのだそうです。

「あわて床屋」の歌のモデルは、小田原市本町通の伊勢谷理容館の故:伊勢谷音松さん。
白秋はヒゲを剃るときには、いつも、うつら、うつら。
ある日、急に動いたので、鼻に血がにじんでしまった。
数日後、白秋が店に来て、「おいオヤジ」と差し出したのが、この「あわて床屋」の詩でした。ご主人の音松さんは「耳を落としはしねえよ。」と笑ったそうです。
その当時の光景が偲ばれる大きな大きな鏡が今も現役で残っています!

そして、お店の入口には立派な書がありました!
こちらも1月の散策倶楽部で別邸を訪れた「松永安左エ門」が書いたものです。
電力王や耳庵の名で知られた彼も白秋と同じく、このイセタニさんの常連でした。

お店の前で、3代目のご主人と竹村先生、アシスタントの山科さんと一緒に記念撮影をし、今回の散策倶楽部は終了です!


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