エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策vol.14 強羅編 ~大正・昭和初期の強羅の文化財を辿る~』
2014年9月18日(木)

1つ1つ個室を見せていただくことができました。皆様の視線の先には箱根大文字山が広がっています。

こちらの軸は、西郷隆盛、大久保利通と並んで「維新の三傑」と称される「木戸孝允」が書いたものです。軸の号には木戸孝允が使っていた雅号「松菊」の字を確認できます。

お部屋に飾られていたこの面は、雅楽で使われる「舞楽面」です。
色は黒ずんできてしまっているようですが、とてもユーモラスな顔であることが窺えます。

さて、建物のお勉強会を楽しんだあとは、皆さんお待ちかねの懐石ランチです。

美味しいランチを食した後は、旅館「強羅花壇」さんへ繋がる廊下を歩いていきます。
この廊下、瓦敷きでなんと約200m続きます。
夏には左右の窓を開放し、山間を抜けた心地よい風が吹き抜けるそうです。なんとも贅沢な空間です。
女将の藤本さんは、平成元年に元来あった100室以上のお部屋を全室取り壊し、お部屋を37室へと客室数を減らしてつくりました。
平成元年といえば、バブル期最中で部屋があればあるほど良いとされる時代です。現在のリゾートの感覚を大切にした設計で、女将さんには先見の明がお持ちだったのだとわかります!
なんでも、女将さんは某有名イタリア人女優の通訳さんだったそうで、外国のリゾート文化にも敏感だったのです。

この強羅花壇さんを建築したのは、当時、40代だった新進気鋭の設計士、竹山聖さんという方です。神奈川県建築コンクール 優秀賞にも選ばれたこのモダンな建築が注目され、平成元年に改装したばかりの頃は、旅行雑誌よりも建築雑誌の取材が多かったのだそうです。 この「強羅花壇」さんは建物も素敵なのですが、客室に温泉をつけ、お客様のプライベート温泉を日本で初めてつくったと言われています。これも女将さんが外国で培ったリゾートに対する思いから生まれたものです。 私自身、強羅花壇は伝統的な造りの旅館だと想像していたのですが、モダンな造りに驚きました。

そして、本来であれば、宿泊者以外入ることができないところまでご案内いただきました!

大浴場からは滝が見え、温泉につかりながらマイナスイオンを浴び、癒されること間違いなしです! 強羅花壇さんは大浴場も素敵なのですが、 客室に温泉をつけ、お客様のプライベートな温泉を 日本で初めてつくったと言われているそう。 まさに贅の極みを尽くしています。

強羅花壇内のショップにも立ち寄り、皆様なかなか来れないから!とお買い物を楽しんでおりました♪さすが女性15名様が集まるとショッピングに精が出ます。ちなみに強羅花壇内のショップは、宿泊者以外でもご利用できますので強羅にお立ち寄りの際は、足をお運び下さい♪

最後にご案内いただいた強羅花壇の光永さんと一緒に記念撮影♪普段は拝見できないようなところまでも ご案内をいただき、楽しいお話をありがとうございました!

さて、次なる目的地に向け強羅駅横の坂を上っていきます。と、その途中に、

さきほど撮影した写真を受け取りに島写真館へ寄り道。皆様やはり、より!美人に写っていらっしゃいました~☆


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