玄関でスタッフの方々にあたたかく迎えていただきました。こちらは「箱根湯本ホテル」が運営されているお食事処です。箱根湯本でホテルを運営されていながら、ここお蕎麦屋の「暁亭」とパン屋の運営にも力を入れています。パン屋というのは、クロワッサンが有名な「箱根ベーカリー」。小田原駅でいい香りに誘われて購入されたというお客様もいらっしゃいました。
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席について一息つくと、前菜から次々にお料理が運ばれてきます。
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みなさん、おなかいっぱいにお召し上がりいただきました!
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暁亭さんの内装は、赤いじゅうたんと、窓から差し込む光やその影によるコントラストが美しい廊下が印象的です。鮮やかな赤が、和風建築の暁亭にもどこかモダンな雰囲気を醸し出しています。
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格子窓の影ごしに見えるお庭にも雰囲気が感じられます。
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お庭を流れる小川の音が耳に心地良いです。
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今回の企画に賛同いただき、ご協力・ご尽力いただいた「箱根湯本ホテル」の塔尾社長と遠藤副支配人も一緒に記念撮影♪お忙しいところ、ご協力いただきありがとうございます!皆さんの笑顔からいかに楽しかったかがきっとわかっていただけることでしょう!
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さて、おなかも膨れたところで次なる目的地へ…!須雲川沿いの「滝通り」をどんどん下っていきます。
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最後の目的地、「天成園」さんに到着です。「天成園」は、小田原城主であった稲葉氏の別荘として建てられた飛烟閣(ひえんかく)を含む敷地一体をホテルとし、1945(昭和20)年創業。開業約60年を迎えた2008年度に建て替え、2009年12月16日に全国に日帰り温泉を経営する万葉倶楽部グループの経営でリニューアルオープンしました。今は現存していませんが、別館の飛烟閣は古くから与謝野晶子など文化人が利用し、将棋の名人戦の場としても利用されました。
アル後の現在は、客室数が198ルームと、湯本の中でも最大級の客室数を誇る施設のひとつとなっています!
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こちらは今回「天成園」さんのお庭をご案内していただく、天成園の「浜田支配人」と「岩下主任」です。
よろしくお願いいたします!早速お庭を案内していただきました。
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案内していただいて驚いたことに、お庭に入ったとたんに、体感温度が急激に変わります!
お庭にあるのは、箱根大輪山を巡り巡って集まってきた清水が流れ出る2つの滝です。
マイナスイオンがたっぷりと漂うお庭は、踏み入れた瞬間から気持ちを落ち着かせてくれます。こちらは「ひえん飛烟の瀧」。高さが約20m、幅が約10mとダイナミックな滝で、その名の通り水しぶきのあがる様子に力強さを感じました。
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奥に進んでいくとある、こちらが「たま玉だれ簾の瀧」です。高さが約8m、幅が約11mあります。
清らかに幾筋もの水が流れ落ちる様子が美しい滝でした。大正12年の関東大震災以前には、この天成園さんから暁亭さんまで全てが滝であったと言います。
関東大震災の際に埋まってしまいましたが、掘り起こしたところ、この2つの滝だけが流れ出たため、「奇跡の瀧」であるとも言われています。
震災前後で流れる水量もほぼ変わらないというのだから驚きです!
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そして、テレビでも取材を受けたというこの「玉簾の瀧」。なんでも、天成園さんのオーナーの方が作曲した歌があるのだとか。滝の前のこのスイッチを押すと、歌が流れ始めます♪
むやみに押さないようにご注意ください♪
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かの有名な与謝野晶子さんもこの滝を愛し、5つの歌を詠んだと言われています。
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江戸時代からあるこの滝は、箱根の関所に向かう前に飲まれたことから、「延命の水」「命の水」と言われています。お庭には飲むことのできるスペースもあり、近所のカレー屋さんやお蕎麦屋さんでもここのお水が使われているそうです。そして、オーナーの方の意匠や、多くの文人墨客の滝への思いをみなさんで噛みしめていたところ…
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