エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策vol.14 強羅編 ~大正・昭和初期の強羅の文化財を辿る~』
2014年9月10日(水)

さて、夏の暑い日々も落ち着き、今回は2ヶ月ぶりの散策倶楽部です。
今回は箱根登山鉄道の終点「強羅」を舞台にした散策です。
旧閑院宮邸でランチを楽しんでいただいたあとには、今年100周年を迎える強羅公園を散策し、
日本近代3茶人に受け継がれたお茶室でお抹茶を楽しんでいただきます。
4組7名のお客様に参加していただいた強羅めぐりのはじまり~♪はじまり~♪


ホテルのエントランスにて今日のスケジュールのご案内です。連日の不安定な天気が続いています…
お天気がもつことを祈りつつ出発です!

今回は箱根登山鉄道で宮ノ下駅から終点の強羅駅まで移動します。 さて、強羅駅に到着です。強羅駅で現地集合の方とも合流し、いよいよ目的地へ向けて出発です。

強羅へ着くと、空も明るく日差しがあたたかでした。早速、支配人の中嶋から強羅にまつわる説明を聴きながら歩いていきます。

強羅駅前の上り坂をゆっくりと歩いていきます。涼しい秋風が吹く心地の良い季節になりました!


さて、最初の目的地は、参加者に事前告知していなかったサプライズスポットへのご案内です。
ウィンドウに写真がたくさん飾られているのが見えます!

こちらは「Studio Café SHIMA(島写真館)」さんです。島写真館さんといえば、「宮ノ下の『嶋写真店』さん?」と思われる方も多いはず。実は今、経営をされている方のおばあさん同士が姉妹なんです。ちなみに、現在強羅の島写真館さんは3代目、宮ノ下の嶋写真館さんは4代目なのだそうです。島写真館の名物カメラマンさんのスケジュールの都合もあったので事前案内できなかった場所なのです!

店内に入ると素敵な写真の数々が飾られていました。ステンドグラスのようにみえるものはガラス乾板のネガです。
ネガを通したセピア色の光にあたたかみがあります。

こちらは島写真館3代目ご主人の嶋陽一さんです。
有名雑誌の「平凡」や「an・an」などの表紙を撮影されるなど、数々の著名な方をモデルに活躍されるカメラマンさんで数多くの芸能人からも絶大な信頼があり、今でも箱根のお店を訪れる芸能人も少なくありません。
島さんに撮影していただければ、きっと美男美女に写ること間違いなし!です。

島写真館さん創業の大正時代からの写真をみせていただきました。
強羅へ以前に訪れたことがある方もいらっしゃって、「なつかしい~」との声も!
創業当時の強羅の様子を垣間見ることができ、島さんからのお話も加わって皆さん興味津々です!
なつかしく感じることのできる場所が残っているのは、とても素敵なことですね。

こちらは大涌谷の写真を使った「8円切手」と「24円切手」です。
嶋さんのお祖父様が撮影されたものです。
セピアにモノクロと、当時の味がでていますね。

皆さんが一心に注目されているのは、嶋さんが撮影された「箱根駅伝」の写真の数々です。
モニターにその瞬間瞬間を撮影した写真が映し出されていきます。
お正月には、箱根駅伝の選手を撮影するために息子さんと連絡をとり合い、連係プレーで箱根のあちこちを駆け回って撮影をするのだそうです。

お客様が手にされている、こちらのものは何でしょう?

先ほど入口にネガが飾られていた大正~昭和初期に主に普及していたカメラです。 手前のガラスのモニターには目の前の風景が逆さに映し出されていました。クラシックな雰囲気が素敵です。 こちらのカメラで、どれほど素敵な写真を写してきたのかと考えるとワクワクしてきます。

島写真館さんでかつての強羅へと思いを馳せたあとには、次なる目的地へむかいます♪

屋根の形が特徴的な洋館が現れました!こちらが本日のランチ会場にもなっている…

箱根のラグジュアリー旅館のさきがけといわれる「強羅花壇」さんです!


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