箱根でもあちらこちらから桜満開の便りが届く季節となって参りました! そんな2015年度初めての散策倶楽部は2年前に引き続き2回目の箱根町編! 桜満開の芦ノ湖箱根町周辺を舞台に今回も散策をしてきました。 本日は10組22名様ものお客様にご参加いただきました。
パール判事は、戦後の東京裁判に携わった連合国11カ国11名の判事のうち、唯一A級戦犯全員の無罪を唱えた判事です。国際裁判を経験したのはパール判事のみであり、判事としての視点から、戦勝国だけが戦敗国を裁くことができるのは不合理だと主張しました。 パール判事は、裁判の始めから日本を「侵略国」であると決めつけていることに不快感を示し、「かつて欧米諸国がアジア諸国に対して行った行為こそがまさに侵略である」と訴えましたが、パール判事の訴えも空しく、パール判事の意見書が法廷の場で読まれることはありませんでした。 パール判事の意見書は終戦直後の多くの日本人の心を捉えました。 百科事典出版が有名な「平凡社」の創立者・下中彌三郎もそのひとりでした。彼はパール判事の主張に大きく影響を受け、広島で開かれた国際会議「世界連邦アジア会議」にパール判事をしょうへい招聘、義兄弟の契りを結び、世界の正義と平和のために尽力しようと誓い合いました。 その2人の思いを祈念して建てられたのがこの「パール・下中記念館」です。