エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策vol.16 甘酒茶屋編 ~江戸の石畳を巡る~』
2014年12月18日(水)

寒さも増し、箱根でもちらほら雪の気配が漂う季節となりました。そんな今回の散策俱楽部は、元箱根より旧東海道石畳を経由し甘酒茶屋へ、その後、元箱根の知られざる!?カフェにてティータイムを楽しみます。
今回は6組11名様ものお客様にご参加いただきました!


連日寒波の到来で外はかなりの冷え込みです!
本日は、あたたかいホテル内でスケジュールのご案内をします。

ホテルを出発しバス停へ。
顔なじみの方から初対面の方もいらっしゃいましたが、どなたも和やかにお話を楽しまれています♪

箱根登山バスにて、宮ノ下温泉バス停から芦ノ湖畔の元箱根港バス停まで移動をします。

30分ほどバスに揺られ、元箱根港バス停へ到着です。
今回ガイドを務めてくださるのは、佐藤さんです!
箱根の自然を愛し、この元箱根に別荘感覚のお店「山小屋佐藤」をオープンされました。午後のティータイムには佐藤さんのお店「山小屋佐藤」さんへ伺います。

いよいよ出発!何やら2本のオレンジの柱が見えます…

箱根神社の第一鳥居でした!
ちなみに箱根神社の参拝は、本来はこの第一鳥居からくぐるのが基本です!箱根神社の神様にも勇気付けられます。
おいしいごはんのためにも、張り切っていきましょう!

こちらは「ホテルむさしや」さんです。
1月に開催される箱根駅伝ではW田大学、T洋大学の選手の宿泊としても知られています。 このむさしやさんの目の前を通り抜けて、駅伝選手のみなさんは元箱根のゴールへむかいます!

少し歩いていくと、曹洞宗のお寺「興福院」があります。
箱根七福神のひとつ「布袋尊」としても地元では知られています。
現在は曹洞宗のお寺ですが、かつては箱根神社の別当寺である東福寺の子院として建てられた真言宗のお寺でした。
東福寺は明治の廃仏毀釈により廃寺されており、その際に東福寺の仏像などが運び込まれているそうです。
ちなみに、神奈川県では曹洞宗のお寺が一番多い宗派なのです!

興福院をさらに奥に進んでいくと林へとつづく階段があります。
上っていくと…

観光雑誌でもおなじみ、杉並木の真ん中に2つの石碑を発見しました!

こちらは箱根を愛した外国人で有名なケンペルとバーニーを記念した石碑です。
300年ほど前の江戸時代に、ドイツの医師・ケンペルは日本を訪れました。ケンペルは日本滞在中の記録を「日本誌」として刊行し、その後それを読んだイギリスの貿易商人・バーニーが日本を訪れました。
両者とも箱根を愛し、世界に広めようと活動した方々です。

隣には、バーニーが建てたケンペルの碑があり、「日本誌」の序文が引用されています。また、1970年に来日されたエリザベス女王が宮中晩餐会のスピーチでこの序文を読み上げ、改めて箱根人にケンペルの活動が注目されました。
ちなみに、シーボルトや黒船で有名なペリーもこの「日本誌」を読み、日本を訪れたのだといいます。

旧街道散策の前に、杉の大木からパワーをもらいます!

こちらの杉並木は樹齢約400年!江戸時期にはまだ小さかったこの杉の木がこんなにも成長するほどにこの石畳は歴史深いのだと思うと、鳥肌が立つ思いです。

さあ、いよいよ箱根旧街道を歩いていきます!
ランチ会場の甘酒茶屋までみなさんで励ましあっていきましょう!

まずは、石畳まで階段を上っていきます。


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