エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策 vol.19 仙石原編②~仙石原老舗旅館の名園と仙石原の温泉を探る~ 』
2015年7月15日(水)

いよいよ本格的に夏が始まってきている7月15日、快晴の中、今年度4回目の散策倶楽部を開催いたしました。
当初の企画段階では、仙石原の温泉を作る工程を見て頂く予定でしたが、大涌谷の立ち入り禁止の影響により、見学が出来なくなり、仙石原の二大老舗旅館に変更させて頂きました。
そんな今回の散策俱楽部は仙石原にある老舗旅館の萬岳楼(ばんがくろう)さん、仙郷楼(せんきょうろう)さんを訪問し、箱根秘密のスポットでランチをお楽しみいただきます。

今回、予定が変更になったにも関わらず、2組4名さまにご参加いただきました。
いつもありがとうございます!!
なんと送迎バス付き☆
いつも路線バスや電車でご移動いただいている皆様から歓喜の声があがります!いやいや皆様、路線バスの旅もいいものですよ?
そして運転してくださるのはこの方、鈴木正行さんです!鈴木さんは、かつて仙石原にある「リ・カーヴ箱根」の総支配人を務めていらっしゃった方です!さて、この鈴木さんは現在、何をやっているのか?
答えは後ほど・・・
さて、箱根離宮を出発して約20分、到着した先は・・・



こちら、老舗旅館「萬岳楼」です。
玄関では歴史を感じさせる看板が出迎えてくれました。
館内は、萬岳楼の石村社長自らご案内いただきました!萬岳楼は明治4年創業の老舗旅館で現在の石村社長が3代目とのことです。石村社長は仙石原温泉旅館組合の組合長を兼任されており、一連の報道の際には報道陣が社長のところに詰め掛けたとのこと!
石村家は萬岳楼創業以前、仙石原の関所の見張り番を務めていた役人でした。明治の廃藩置県により番所を閉鎖し、萬岳楼を営み始めました。こちらのロビーにある立派な梁と茅葺の屋根は番所から持ってきたものだということです。
こちらの温泉は自家源泉をもっており、毎日温泉が湧いています。この日は白濁としておりますが、日によってエメラルドグリーンのお湯や茶褐色のお湯が出るとのこと!温泉は生き物だということを実感します。
つづいては客室をご案内いただきました。


萬岳楼では全ての客室が温泉露天風呂付です!
木桶の温泉……情緒を感じますね。このあと新館の客室も見せていただきました☆

館内見学の後はロビーでコーヒーブレイクをしながら石村社長とお話ししました。社長によると、萬岳楼創業当時の客室数は30室でした。しかし、35年ほど前に全室温泉付きの旅館へ改築し、約4000坪の広大な敷地にわずか10室という贅沢なつくりにしました。
萬岳楼は、じゃらんの関東甲信越エリアで10室以下の売れた宿ランキングでずっと2位をキープする名旅館なんです!
最後に石村社長を囲んで記念にパシャリ☆

続いて車で10分ほど移動して着いたこちらは、、、






こちらでも立派な看板がお出迎えしてくれました。明治3年創業・仙郷楼さんです。「仙郷楼」というお名前は「仙人が住むようなところ」という意味合いを持って名づけられました。ところで、こちらの看板では「仙」の字が特殊な文字を使われています。この「人偏に遷都の遷の右側を足した字」は創作文字で、創業当時には大涌谷近辺にあった旅館をこの土地まで「移してきた」ということから、こちらの漢字を使用されています。
仙郷楼は約1万5000坪という広大な敷地を擁しております。お庭も散策するのに約20分かかるんです!
森林浴気分ですすみます~♪

池には、錦鯉の姿も☆


また、箱根外輪山の絶景を拝むことが出来ました!左に見える一番高い山が金時山です。お客様の中には登山経験もある方もいらっしゃり、絶景と思い出話に花が咲きます(^o^*)


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